株式会社リーゴ(本社:東京都港区)は、2025年11月10日(月)に開催された、静岡県中部地域の地域課題解決をテーマとしたピッチイベント「Shizuoka Public Pitch」において、当社COOの大野えりかが登壇したことをお知らせいたします。

「Shizuoka Public Pitch」は、静岡県中部地域の各市町が抱える課題に対し、スタートアップ企業が市長・町長などの首長へ直接提案を行うイベントです。当日は複数の登壇者が参加し、それぞれの視点から地域課題に対する解決策が提示されました。
大野は地域資源を活かした観光DXの取り組みについて提案を行いました。
■ピッチ内容
大野は、「データとAIの力で、地域経済と人を元気にする」というリーゴのミッションのもと、静岡県中部地域が持つ「お茶・歴史・自然・鉄道」といった多様な資源を横断的につなぐ観光DXの実証プロジェクトについて説明しました。

株式会社リーゴCOO・大野えりか
■提案の背景
本提案では、Google検索やGoogleマップ上で店舗・施設情報を管理できる「Googleビジネスプロフィール(GBP)」の活用を軸としています。
Googleマップは、国内外を問わず多くの利用者が旅行前・旅行中の情報収集に活用する重要なプラットフォームです。一方で、飲食店や観光施設の中には、情報更新が十分に行われていないケースも少なくなく、地域全体としての情報発信力が十分に活かされていないという課題があります。
また、情報発信の場や露出が一部の施設に偏ることで、観光客の動線が限定され、地域内での周遊が生まれにくい状況についても指摘しました。
■周遊を生み出す観光DXの仕組み
こうした課題に対し、大野は「三位一体モデル」による観光DXを提案しました。
本モデルでは、
・自治体やDMOが運営する公式観光ウェブサイト
・観光事業者が運用するGoogleビジネスプロフィール
・周遊促進ツール「エリアコンパス」
これらを連携させ、地域全体で一貫した情報発信とデータ活用を行う仕組みを構築します。
「エリアコンパス」を活用することで、複数の事業者が効率的に情報を更新・発信できるだけでなく、集客状況をデータで可視化し、次の改善施策につなげることが可能になります。

■実績と今後について
リーゴはこれまでに、全国で4,000の観光・店舗事業者、90の自治体・DMOの支援に携わってきました。
リーゴは今後も、地域の実情や課題に丁寧に向き合いながら、自治体とともに持続可能な観光DXの実現に取り組んでまいります。
静岡パブリックピッチプレスリリースサイト:中部地域の課題 – Shizuoka Public Pitch